アイロンがけは、洋服の見た目を整えるだけでなく、生地の風合いを保つためにも大切なケア方法です。
衣類の種類や素材に合った正しい方法でアイロンをかけることで、長持ちし、清潔感のある仕上がりになります。
👔 シャツのアイロンがけ
ポイント:「小さい部分から大きい部分へ」。順序を守ることで仕上がりが美しくなります。
- 襟:裏→表の順でかけ、角をピンと立てるように。
- 肩ヨーク:アイロン台の角にかけ、丸みに沿って整える。
- 袖:袖口→袖全体の順に。二重線ができないよう片面ずつ。
- 前身頃と後身頃:ボタンまわりは当て布を使用し、先端で細かく伸ばします。
👖 パンツのアイロンがけ
ポイント:センタープレスをしっかり入れるとプロの仕上がりに。
- 腰まわり:裏返してポケット部分のシワを軽く取る。
- 脚部分:半分に折って折り目を合わせ、スチームをあてながら折り目をつける。
- 固定:熱が冷めるまで動かさず放置。
スーツパンツやウール素材は必ず当て布を使いましょう。
👗 スカートのアイロンがけ
ポイント:プリーツやギャザーを崩さないよう、下方向に優しくアイロン。
- ウエスト部分:軽くスチームで形を整える。
- 全体:縫い目に沿って下方向にアイロンを動かす。
- プリーツ:ひだを指で整えながら当て布越しに軽く押さえる。
👗 ワンピースのアイロンがけ
ポイント:部分ごとに分けてかけるとシワ残りを防げます。
- 上半身:襟・袖・肩を先に。
- スカート部分:縫い目に沿って下に滑らせるように。
- 仕上げ:スチームでふんわり整える。
🧵 素材別アイロン温度早見表
| 素材 | 温度の目安 | スチーム | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 綿(コットン) | 180〜200℃(高温) | 使用OK | しっかりプレス。厚手はスチーム多め。 |
| 麻(リネン) | 180〜200℃(高温) | 使用OK | 水分を多めにして、シワを伸ばす。 |
| ウール | 140〜160℃(中温) | 軽く使用 | 必ず当て布を使用。テカリ防止。 |
| ポリエステル | 120〜140℃(低温) | 軽く使用 | 焦げやテカリ注意。短時間で仕上げる。 |
| ナイロン | 110℃以下(低温) | 使用NG | 変形しやすいので当て布必須。 |
| シルク | 110〜130℃(低温) | 軽く使用 | 裏から当て布越しに。直接スチームNG。 |
🌸 仕上げのコツ
- アイロン後はすぐ畳まず、ハンガーで冷ます。
- 熱が残ったまま畳むと、再びシワができます。
- スチームを多用した衣類は、完全に乾かしてから収納しましょう。
アイロンは「生地に優しく、形を整える」ケア。
正しい方法を身につけることで、お気に入りの服をより長く楽しむことができます。

